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【嫁がおかしいと思ったら…】精神障害|知的障害の違い、種類と症状まとめ

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「最近、嫁の様子がおかしい──」

いつも通り普通に会話しているのに急に怒鳴りだしたり、暴力振るってきたり…。

あなたは「もしかして俺の嫁は精神障害なんじゃ?」と検索してこの記事に辿りついたのかもしれません。

僕も同じような経験をしたことがあって、結婚して11年目の年に本気で疑うようになりました。よくよく考えてみたら前兆というか、数年かけておかしくなってしまう周期が短くなってきたりしていたなと。

現在は落ち着いていますが、年に2回から4回はかなりひどい時期があるので、またなってしまうのだろうと不安を抱えています。もし、あなたが同じような状態でしたら、この記事を読むことで悩みを解決できるかもしれません。

この記事では、精神障害と知的障害の違いをはじめ、精神障害の種類や症状を自動車整備士を引退し、福祉系の支援員となった僕の視点からわかりやすく解説します。

また、「心療内科に連れて行くべき?」「嫁になんて言えばいいんだろう?」など、今まさに困っているあなたの疑問や不安にも寄り添います。

精神障害の主な症状とは?【日常の中で感じるサイン】

「最近、何かおかしい」「どうしてこんなに態度が変わったんだろう…」

そのように感じてしまうのは、精神障害の初期サインかもしれません。

ここでは、福祉施設の現場でもよく見られる「精神障害のある方に多く見られる症状」をご紹介します。

医学的な診断ではなく、身近な家族として「こんな変化が見られたら注意したい」ポイントを噛み砕いて整理しました。


感情の浮き沈みが激しい

朝は笑顔だったのに、夕方には急に怒ったり泣いたりする。
ちょっとした一言で機嫌が急降下する。

このような感情の波が激しい様子は、精神障害のひとつのサインです。

特に「双極性障害(躁うつ病)」や「境界性パーソナリティ障害」などでは、自分でも感情がコントロールできないという状態になることがあります。

本人も「どうしてこうなっちゃうんだろう」と悩んでいる場合が多く、周囲の言葉に過敏に反応することも。

メカ転くん
メカ転くん

僕の嫁も「自分でもおかしいと思ってる」と、なんであんな言い方しちゃったんだろうと落ち着いたときに話してくれることがありました。


突然キレる・暴言を吐く・暴力的になる

普段は穏やかなのに、急に怒鳴ったり、物を投げたり、時には暴力に発展するようなケースもあります。

特に身近な人(配偶者・子どもなど)に対して爆発することが多いのが特徴です。

これは、「精神的な余裕がなくなっている」「刺激に対して過剰に反応してしまう」状態であることが多く、本人の中では抑えられない衝動として現れていることがあります。

ただし、身体的な危険を感じるほどの暴力がある場合は、まず自分の安全を最優先にしてください。

メカ転くん
メカ転くん

僕も嫁に2度殴られたことがありますが、2回目の時にとっさに「DVじゃん」と言ってしまい、嫁の感情をさらに爆発させることになってしまいした。

「は?DV?だったら警察呼べよ!DVなんだろ!呼べよ、警察!」
「さっさと呼べよ!おい!聞いとんのか!」

と怒鳴られてしまい、僕は怖くて、何も言えませんでした。

りんかちゃん
りんかちゃん

もし、本当に身の危険を感じたらまっさきに逃げてね!

メカ転くん
メカ転くん

逃げたあとに必要に応じて警察など、緊急連絡をしてください。

支援が必要となる「精神障害」とは別に、家庭内暴力(DV)やモラハラの可能性もあるため、専門の窓口に相談することが大切です。

政府が運営しているDV相談プラスを利用してもいいかもしれません。
DV相談プラス(運営は内閣府)


話が通じない・自分のことしか話さない

会話をしていても、こちらの話を遮って一方的に主張してきたり、
こちらの気持ちを無視して「自分は悪くない」の一点張りだったり…。

メカ転くん
メカ転くん

そうそう!ホントそれ。こっちが「一旦落ち着いて俺の話最後まで聞いてくれん?」って言って話しても、我慢できずに話切ってくるんですよね。

こうしたやり取りが増えているなら、それは奥さんに「相手の立場を理解する余裕がなくなっている」サインかもしれません。

たとえば、うつ状態のときは「自分はダメだ」としか思えなくなり、周囲の声が届かなくなりますし、自己愛性パーソナリティ障害(後ほど説明します)などでは「自分が正しい」と強く思い込んでしまうことがあります。

重要なのは、「こちらの話をわかってくれない」と決めつけないこと。

心の不調が関係している可能性もあるという視点を持って接してみることが、次の一歩につながります。


過去のトラブルを何度も蒸し返す

何年も前の出来事を持ち出して、「あのときあなたが○○したせいでこうなった」と繰り返す。

「もう終わった話なのに…」と思っても、相手にとっては今もその時の感情がくすぶっているのかもしれません。

これは、トラウマや強い不安、自己肯定感の低さが背景にあるケースも多く、
「許せない」のではなく、「整理できていない」「自分を守るために繰り返している」こともあります。

メカ転くん
メカ転くん

僕もこの状態になった嫁との会話を何回も経験してます。というか最初は根に持ちすぎと思っていましたが、一度も終わったと思ってくれなかったので、精神障害なのかなって調べたことあります。

家族として対応するのは非常につらい部分ですが、言われすぎて辛くなったら第三者に相談することでバランスを保つことも大切です。

りんかちゃん
りんかちゃん

これは本当に大事なこと。メカ転くんはそれも精神が壊れちゃった原因かもしれないよ。


些細なことで涙を流す・落ち込む

「どうしてこんなことで泣いているの?」と思うほどのことで涙を流す。

日常の中で小さなことに過剰に反応して、何も手につかなくなる。

これは、うつ病や不安障害など、こころのエネルギーが低下しているサインかもしれません。

特に、普段はしっかり者だったり、人前で感情を見せないタイプの人ほど、限界が来たときに突然崩れてしまうことがあります。

メカ転くん
メカ転くん

僕の嫁もまさにコレにあたります。え、何に対して泣いたの?とこちらはわかりませんからね。

その時は、「なんで泣くの?」ではなく、「今、何かしんどいんだな」とそっと見守る姿勢が大切です。

さて、ここまでで私の嫁の話を踏まえて、あなたの奥さんが今どのような状況なのかを話してきましたが、知的障害についても知っておくことで、より奥さんへの接し方がわかってくるはずです。

精神障害と知的障害はどう違うのか?

まず、奥さんの様子が「最近なんだかおかしい」「話が通じない」「感情の起伏が激しい」と感じたとき、ネットで調べていて目に入ってくるのが「精神障害」「知的障害」という言葉。

メカ転くん
メカ転くん

僕も初めて調べた時はもちろん精神障害を疑いましたが、知的障害も知っておくべきだと思いました。

でも、それって何が違うのでしょうか?

ここでは、なるべく専門用語を使わずに、誰にでもわかりやすく、就労支援B型事業所の支援員となった僕の視点も交えながら解説します。


そもそも「障害」って何?

まず最初に、「障害」という言葉について少しだけ触れておきます。

「障害」と聞くと、重たい印象を持つ方も多いですが、ここでいう障害とは、日常生活や社会生活を送る上で、ある種の困りごとが生じている状態のことを指します。

つまり、「本人が社会の中で“うまくやれない”“しんどい”と感じていたり」「周囲が関わり方に悩んでいたりする状況」に対して、支援や理解が必要な状態のことです。

ですから、誰かを責めたりレッテルを貼ったりする言葉ではありません。


精神障害とは?【こころの病気による不調】

精神障害とは、心の病気や状態が原因で、考え方・感情・行動に影響が出る状態をいいます。
たとえば以下のような症状がよく見られます。

  • 気分が落ち込みやすい、または気分が極端にハイになる(うつ病・双極性障害など)
  • 現実との区別がつきにくくなる(統合失調症など)
  • 感情がコントロールできない、人間関係が不安定(パーソナリティ障害など)

これらはストレスや環境、性格の傾向、脳の働きなどが影響して発症することが多く、誰にでも起こりうるものです。

また、大人になってから発症するケースも多く、「ある日を境に突然様子がおかしくなった」というようなこともよくあります。

メカ転くん
メカ転くん

本当に突然訪れると思う。僕の嫁もそうですが、僕自身もそうだった。


知的障害とは?【生まれつきまたは幼少期からの特性】

一方、知的障害は生まれつき、あるいは幼いころから「理解する力」「考える力」「日常生活の力」などがゆっくりと発達している状態のことをいいます。

特徴としては、

  • 年齢に比べて会話や理解が遅れている
  • お金の管理や時間の感覚が苦手
  • 日常生活(着替え、買い物、電車に乗るなど)にサポートが必要

などが挙げられます。

知的障害は、発達の段階で見つかることがほとんどで、大人になってから急に発症するものではありません。

そのため、30代・40代になってから急に性格が変わったり、感情が不安定になったりする場合は、知的障害ではなく、精神障害である可能性が高いと考えられます。

りんかちゃん
りんかちゃん

つまり、ストレスや環境、性格の傾向、脳の働きなどが影響して発症することが多く、誰にでも起こりうるものなんだね。


支援員の現場から見る、精神障害と知的障害の接し方の違い

現場で支援に関わっていてよく感じるのは、「同じように見えても関わり方がまったく違う」という点です。

精神障害の場合:

  • 症状に波がある(良い日もあれば悪い日もある)
  • 相手の発言に敏感になっていることがある
  • 疲れやストレスで急に怒り出すこともある

このような時は、相手の気持ちを否定せず、まずは話をじっくり聞くことがとても大切です。
本人自身が一番つらいと思っている場合も多いからです。

知的障害の場合:

  • 本人の理解のペースに合わせる必要がある
  • 抽象的な言い回しではなく、具体的な説明が必要
  • 同じことを何度も説明する根気強さが求められる

知的障害のある方は、「怒られている理由がわからない」ということもあります。
こちらの伝え方や表現をやさしくすることで、関係がスムーズになることが多いです。


「どっちなんだろう?」と迷ったときの考え方

もし、あなたの大切な人が大人になってから急におかしくなったように見える場合、それは知的障害ではなく、精神障害の可能性が高いです。

ただ、そう断言することも難しいのが現実です。

なぜなら、人は誰でも「イライラする日」や「疲れて冷たくなる日」があるからです。

だからこそ大切なのは、「一人で抱え込まないこと」

  • 家族としてどう接すればいいのか?
  • 病院に連れて行ったほうがいいのか?
  • 自分の我慢の限界はどこなのか?

そうした悩みは、地域の相談窓口や精神保健福祉士に相談することで少しずつ整理されていくものです。

もし、就労支援で働いている支援員が友人や家族にいる場合は聞いてみるといいかも。

メカ転くん
メカ転くん

僕の場合は、自分の親に相談したけど、なかなか良い回答は得られなかったかな。自分の親だと結局は息子よりの発言になってしまうから、他人からアドバイス受けた方がいい場合もあります。

あなたが「嫁がおかしい」「一緒にいるのがつらい」と思った時点で、もう十分に相談する理由になってます。

もし、本当に耐えられない場合は離婚も視野にいれることも考えたほうが良いかもしれません。

僕もかなり悩んで離婚を考えましたが、その時の僕の感情や周囲の意見を踏まえながら書いた記事がありますので、興味があれば読んでみてください。

嫁の精神障害で離婚を考えた時に読む記事
記事を取得できませんでした
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精神障害にはどんな種類があるのか?

「もしかして精神障害なのかもしれない」と思ったとき、最初に感じるのは、「その場合、嫁はなんの精神障害なんだろう?」という疑問かもしれません。

ここでは、支援の現場でもよく耳にする代表的な精神障害の種類と、その特徴的な症状をやさしく解説します。

ご自身のケースと照らし合わせながら、参考にしてみてください。


うつ病・双極性障害(躁うつ病)

■ うつ病とは?

うつ病は、気分が強く落ち込む心の病です。

誰でも「今日は気分が落ちるな…」という日はありますが、うつ病になるとその状態が2週間以上、ほぼ毎日続くのが特徴です。

主な症状:

  • 朝起きるのがつらい
  • 涙が出る、無気力になる
  • 食欲がなくなる or 食べすぎる
  • 「死にたい」と考えてしまうことがある

「さぼっている」「気合いが足りない」と見られがちですが、これは脳の働きに変化が起きている状態で、れっきとした病気です。

■ 双極性障害(躁うつ病)とは?

双極性障害は、「うつ状態」と反対に、異常なほどハイテンションな状態(躁)」が交互に現れる病気です。

躁状態(そうじょうたい)では:

  • しゃべり続ける
  • 睡眠をとらずに活動的になる
  • 衝動的な買い物や仕事の暴走が見られる

本人は「絶好調!」と思っていても、周囲から見ると言動が空回りしていたり、トラブルの原因になっていたりすることがあります。

メカ転くん
メカ転くん

この文章書いてて思うけど、僕はこれでしたね。おかげで300万円くらい借金しましたよ。


統合失調症

統合失調症は、現実と自分の考えの区別がつきにくくなる病気です。

よく見られる症状:

  • 幻聴(誰もいないのに声が聞こえる)
  • 被害妄想(「誰かに監視されている」と思う)
  • 会話がかみ合わなくなる

本人はその世界が本当だと感じているため、「それは違うよ」と正論で否定するとかえって悪化してしまうことがあります。

静かにしているように見えても、頭の中では不安や混乱が渦巻いている場合もあるため、優しく、距離を取りながら支援することが大切です。


パーソナリティ障害(境界性・自己愛性など)

パーソナリティ障害は、その人の「ものの見方」や「人との関わり方」のクセが強く出てしまう障害です。

特に家族やパートナーなど近しい人との関係が不安定になりやすいのが特徴です。

■ 境界性パーソナリティ障害(BPD)

  • 感情の波が激しい
  • 好きと嫌いが極端
  • 急に怒り出す、泣き出す
  • 「見捨てられる」と感じやすく、過剰に反応する

まさに「情緒がジェットコースターのよう」な状態で、本人もかなり疲弊しています。

■ 自己愛性パーソナリティ障害(NPD)

  • 自分が正しいと思い込みやすい
  • 人の話を聞かない
  • 自分の非を絶対に認めない

こうした言動が「モラハラ」と感じられることもあり、家族は精神的に追い詰められやすいです。

けれど、これも病気の一つとして理解されつつある領域です。

メカ転くん
メカ転くん

僕の嫁の場合はこのどちらも当てはまっていて、特に「自己愛性パーソナリティ障害」の方は激しかったです。もう歯止めが効かないので、僕は一ヶ月実家に帰りました。というか追い出されたのが正しいかも。

りんかちゃん
りんかちゃん

メカ転くんの奥さんの場合は、子供に対しても、無視したり、ご飯を作らなかったりしてたもんね。「ママが出ていけ!」って言われてたのを影で見てたから私も辛かったよ。

パーソナリティ障害とモラハラの重なりやすさ

モラハラ的な言動を繰り返す人の中には、**パーソナリティ障害(人格の偏りが強く出る障害)**を抱えている方もいます。

たとえば──

■ 境界性パーソナリティ障害(BPD)では:

  • 相手に強く依存するけれど、ちょっとしたことで怒りを爆発させる
  • 「見捨てられるのが怖い」という強い不安から攻撃的になる

■ 自己愛性パーソナリティ障害(NPD)では:

  • 自分の非を絶対に認めない
  • 他人より上に立とうとする態度が目立つ
  • 相手を見下したり、支配しようとする傾向がある

こうした特徴があると、家族やパートナーが精神的に追い詰められやすく、「モラハラにあっている」と感じることが多くなります。

しかし、これも単なる“性格の悪さ”ではなく、心の病として診断され、治療や支援の対象となることがあります。


発達障害と精神障害の違いにも注意

「精神障害かな?」と思って調べていると、「発達障害」という言葉もよく目に入りますよね。

ここで大事なのは、発達障害は「生まれつきの特性」であるということです。

発達障害によく見られる特徴:

  • 空気を読めないと言われる
  • 音や光に敏感
  • スケジュールが崩れるとパニックになる
  • 会話が一方通行になりやすい

大人になるまで診断されずに過ごし、家庭や職場でトラブルが多発して初めて気づかれることも多いです。

そして、発達障害があることで二次的に「うつ」や「不安障害」などの精神障害を併発することもあります。


更年期障害との違いは?

もしかしたら、この記事を読んでいるあたなも考えているかもしれませんが、

もしかして、更年期障害なんじゃ?

と考えている方もいるかもしれません。

メカ転くん
メカ転くん

実は、僕も最初はこれを疑ったんです。(僕の嫁はこの記事を書いている時点で45歳。僕が37歳です。)

確かに、40代〜50代の女性は、ホルモンのバランスが大きく変わる時期でもあり、心と体にさまざまな変化が起こります。

更年期障害の主な症状:

  • 急にイライラしたり涙が出たりする
  • ホットフラッシュ(急に顔が熱くなる)
  • 寝つきが悪い、夜中に目が覚める
  • やる気が出ない

これらは、女性ホルモンの減少による体の変化が原因で、婦人科で相談できる領域です。

ただし、更年期と精神障害の症状が重なることもあるため、心療内科や精神科と併せて相談すると安心です。

メカ転くん
メカ転くん

さらに言うと、僕の嫁は甲状腺ホルモンの低下に加えて、メニエール病とシェーグレン症候群があるので、それを加味してもおかしいと思いました。


「モラハラなのか?精神障害なのか?」見極めのヒント

「これは病気なのか?それとも、ただの性格やモラハラなのか?」

身近な人の言動があまりにも理不尽に感じられると、“悪意なのか、それとも病気のせいなのか”が分からなくなってしまいますよね。

ここでは、支援員としての経験も踏まえながら、モラハラと精神障害の違いや、見極めのポイントをわかりやすくお伝えします。


病気による言動と、意図的なハラスメントの違い

まず整理しておきたいのは、精神障害のある人がすべてモラハラをするわけではないということです。

また、モラハラのような行動をするからといって、必ずしも“悪意があってやっている”とは限らないこともあります。

【病気による可能性が高い場合】

  • 怒ったり泣いたりしたあと、自分でも後悔している様子がある
  • 感情のコントロールがきかず、自分でも混乱している
  • 不安や被害感が強く、「自分が責められている」と思い込みやすい

このような場合、本人の中では「攻撃しよう」という意図がなく、心のバランスを崩している状態であることが多いです。

【モラハラの可能性が高い場合】

  • 常に自分が正しいと思い込んでいる
  • 相手の話を聞かず、ねじ伏せようとする
  • 外では良い人を演じ、家では攻撃的
  • 相手をコントロールしようとする発言や行動が多い

このように、相手を精神的に追い詰めるような言動が意図的・継続的に見られる場合は、モラハラの可能性が高まります。

ただし、モラハラ的な行動と精神障害の症状が重なることもあるため、判断が非常に難しいケースも多いのが現実です。

もし、モラハラなのかな?と思ったら以下の記事も参考にしてみてください。

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あなたの心がすり減っていると感じたら…

相手の言動が「病気のせいかも」と分かっていても、毎日のように怒鳴られたり、否定されたり、責められたりすると、あなた自身の心がすり減ってしまいます。

どんなに相手を大切に思っていても、自分の心が限界を迎えてしまっては共倒れです。

次のような状態になっていたら、まずは自分のケアを優先することが大切です。

  • 毎日がつらくて気持ちが沈む
  • 怒らせないように常に気をつかっている
  • 自分の意見が言えない・無視される
  • 「自分が悪いのかもしれない」と思い込んでしまう
メカ転くん
メカ転くん

僕の場合は、もう嫁が怖くて、何かを言うたびにビクビクしていました。第三者から見ても明らかに悪いのは嫁だという状況でも「ごめんね、俺が悪かった」と毎日、何十回も謝ってました。

これは、心がSOSを出している状態です。

一人で抱え込まず、地域の相談窓口やカウンセラー、精神保健福祉センターなどに話をしてみてください。

たとえ「病気」であったとしても、相手のすべてを受け止めなければならないわけではありません。

あなた自身が安心して過ごせる時間や距離を確保することも、立派な“支援”のひとつです。

もし、本当に限界が来てしまった場合は離婚という選択肢も視野に入れてみるといいかもしれません。

ABOUT ME
メカ転くん
メカ転くん
現福祉スタッフ / 元整備士ブロガー

この記事を書いた人

福祉支援員・元整備士|メカ転職くん

元自動車整備士。現在は就労支援B型事業所にて支援員として勤務中。

輸入車ディーラー勤務時代にパワハラ・人権侵害を受け、自身も精神的に追い込まれた経験から福祉の世界へ転身。

配偶者の精神的な不安定さやモラハラ(逆DV)を10年以上抱える中で、精神障害・パーソナリティ障害・家庭内暴力と向き合いながら、同じように苦しむ人の「出口」になる情報を発信しています。

現在は、家庭でも職場でも「心が壊れそうな人」の声なき声を拾うことを信念に活動中。父も福祉職歴10年を超え、家族ぐるみで支援と介護の現場に関わっています。

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